グローバルブランドの日本総代理店が「JAPAN EDITION」を越境ECで海外のファンにも販売。独自のマーケティング施策を展開し初月から約100万円もの売上を創出
Buyee for Eコマース
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株式会社JALUX STYLE

――貴社の事業内容を教えてください。
株式会社ジャルックススタイル(以下当社)では、革小物の製造・販売を行うグレンチェック事業のほか、海外ブランドの代理店事業として日本国内の販売・卸・ECサイト構築などを担っています。その中で、特に注力している事業が、グローバルバックブランドの「ALPAKA(アルパカ)」です。当社は日本の総代理店という立場で、公式ECサイトも運営しています。ALPAKAはオーストラリア発のブランドで、日常から旅まで使えるバッグともにガジェット系バッグブランドとしても支持を得ており、日本では大手の小売店様などでもお取り扱いを頂いています。
――越境ECを始めようと考えた背景を教えてください。
越境ECを始めようと考えたきっかけは「JAPAN EDITION」第一弾の販売時に、海外のお客様の反響が予想以上に大きかったことです。日本旅行に来たお客様がわざわざ原宿の直営店にお立ち寄りいただき「JAPAN EDITION」を購入される様子を目の当たりにしましたし、海外在住のお客様による本部へのお問い合わせも複数ありました。この時はまだ越境ECに対応していませんでしたが、海外ファンの高い熱量と日本のマーケットに合わせて企画した「JAPAN EDITION」のポテンシャルを感じました。
もうひとつのきっかけは、親会社のJALUXがBuyee Connectの導入を検討していたことです。「JAPAN EDITION」の可能性の高さは感じていたので、コストがかからずリスクがないならALPAKAでも試してみようと考えました。日本独自企画の「JAPAN EDITION」は海外販売できる契約となっています。需要があるなら第二弾の「JAPAN EDITION」の発売時には海外のALPAKAファンにも越境ECで販売したいと考えました。
――なぜ「Buyee Connect」にしようと考えたのか教えてください。
越境ECを開始しようと考えた時に「Buyee Connect」が第一想起されました。サービス内容を確認したところ納得感も持つことができました。当社は大企業ではないので、コストやリスクなく開始できる点が最も魅力的でした。導入は非常にスムーズで、タグを貼り付けて販売国を選び、商品を選んで終わりました。「あ、こんなに簡単できちゃうんだ」と感じました。「JAPAN EDITION」は本国との契約上は世界中に販売することができるのですが、当社はJALグループという立場で様々なレギュレーションがあります。そのため個人情報に関する制約の厳しいEUやアメリカはBuyee Connectの制御機能を利用して対象外とし、現地に代理店があるなどの理由で売上が見込まれるタイ、インドネシア、台湾、シンガポール、香港、ベトナム、フィリピン、マレーシアの8エリアに販売することにしました。
――導入後のご状況について教えてください。
ALPAKAの「JAPAN EDITION」第二弾の発売に合わせて、2026年3月から越境ECを開始しています。海外販売に対応した商品は「JAPAN EDITION」のみで、第二弾はビジネスバックパック、ミニトート、IDカードの3種類、6SKUを海外販売しています。販売先はアジア圏の8エリアのみですが初月から約100万円という売上を記録することができました。相当数の発注をつけていたので発売前は不安な部分もありましたが、この結果には嬉しくて興奮しました。
ブランド運営事業者にとってエクスクルーシブ商品は重要な取組です。ビジネスバックパックはガジェット系バッグのインフルエンサー、NOMANZ_GEAR代表のリュークさんとコラボして日本の独自性を打ち出し、進行状況を動画コンテンツなどにして情報発信をしました。第二弾の中で圧倒的に売れている商品で、ブラックカラーは3月中にすぐ完売しました。
ミニトートについては「ミニトート」という商品カテゴリの概念自体が本部になかったのですが、「日本では絶対売れる」と説得して第一弾を発売し、今回は「JAPAN EDITION」第二弾としてアップデートをしました。ALPAKAでは年1回、各国の代理店が集まるミーティングがあるのですが、「うちの国でもミニトートを取り扱いたい」という意見も出るようになり、本ラインでも定番品のひとつにラインナップされることになりました。IDケースも売れています。IDケースの裏側はベルクロ仕様になっていてノベルティのパッチなどを貼ることが可能です。東南アジアでは「パッチ」のコレクターが非常に多いのでその需要に対応しています。このディティールは「JAPAN EDITION」で毎回必ず採用しています。
――海外販売を成功に導くコツを教えてください。
今回、「JAPAN EDITION」第二弾を海外販売するにあたり、大きく分けて3つの施策を実施しました。1つ目は先ほど話に出たコラボ企画です。2つ目はALPAKAのグローバルネットワークの活用です。タイやインドネシアなどの代理店や現地のインフルエンサーにご協力いただき「JAPAN EDITION」をギフティング、SNSで現地の消費者に向けて情報発信していただきました。越境ECの購入国としては「タイ」が最も多いのですが、これは協力いただいた現地の代理店がKOLとしても影響力を持っていることが理由で、インドネシアも同様です。彼らのフォロワーはマレーシアなど東南アジア全域に広がっており効果の高い取り組みとなりました。日本の原宿店では逆にタイ限定のトートバッグを販売するなど、お互いに助け合って運営しています。3つ目はインスタグラムによる情報発信です。自社で初めて海外向けの広告運用を実施しました。越境ECをやります、というだけでは海外のお客様は来てくれないので認知を取ることが必要で、そのためにはインスタグラムの活用が最も有効です。認知獲得は地道な情報発信が必要だと考えています。
――海外のお客様の特徴について教えてください。
海外のお客様の熱量は高く、特に東南アジアが顕著です。肌感ですが顧客層は20代~30代が多く日本よりも5~10歳くらいは若いのではないかと思います。これはファッションに関して欧米のように成熟しているわけではなく、若い方やこれからの方たちがいろいろなブランドを作っているような国だからではないかと思います。原宿店にも多くの外国人のお客様が訪れていただいていますが、海外の方に人気の「日本」という旅行先で「訪れる場所」に店舗があることはブランドとして価値が大きいと思っています。
海外のお客様のエピソードでは、先ほどご紹介した本部への問い合わせとは別に、ブルネイのお客様から「JAPAN EDITION」を購入したいというご要望をいただいたこともあります。この方はマレーシアに住所があるということで無事に越境販売ができたのですが、普段接点のない海外のお客様とのコミュニケーションが生まれ、最終的には「本当に丁寧に対応してくれてありがとう」というご連絡をいただくことができました。国内販売しかしていないと得られない経験なので、会社として良い機会になったと思っています。
――今後の展望について教えてください
グローバルブランドの日本代理店が独自企画の「JAPAN EDITION」を作り、海外に販売していく例はインポーターの中でも数少ないと思いますが、当社は今後も必ず海外のお客様にも販売していきたいと考えています。クーポンの活用やメディアとしてのBuyee利用も視野に施策を検討しています。今後も越境ECを利用して「JAPAN EDITION」を世界中のALPAKAファンへ届けていきたいと考えています。


JALUX STYLE株式会社
向山弦様
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